葬儀・先祖供養など

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大光寺の葬儀のポリシー

宗教法人は公益性が求められ、お布施についてはお志としか答えられないのですが、お檀家様のご葬儀に関しては、1人葬-10万円以内、2人葬-15万円以内としております。
そう言っておかないと、もっと沢山包む人がほとんどだと思うからです。

お檀家様は、父がお寺を立て直す時にご寄付を賜ったり、私や息子たちが、荒行堂に入行する際には援助して下さったり、長きにわたり物心両面でのご支援を頂いております。
お檀家様のご家族が亡くなり、悲しみの中におられる時に、寄り添って差し上げたいという、ささやかなお返しのつもりがあります。

さて、葬儀10万円論は、私が大学を卒業して帰ってきた頃は、まだお檀家の数も少なく2~3年に一度くらいのペースでしたので、葬儀、法事でお寺をやっていくことから切り替えていかなければならないと感じたことから始まりました。

師父に、「お坊さんがせいぜい、2~3日拘束されるくらいだから、人件費として考えると、10万円以内というのが世間一般の感覚に近いのでは」戒名は、『仏弟子として、お釈迦様か授けて下さるもの』なんだから、無料では?と問うたところ、「お前の好きにしてみろ」という返答でしたので、以来その考えで行っています。
ですから、当山には戒名料というものはありません。

まして、戒名は買うものではありません。
さらに言えば、戒名の趣旨からいえば、信仰に入った時点で頂くもの、本来生きているうちにもらうものですし、その方の信心の度合いによって戴くものです。
ある程度の年齢の方で、ご希望されれば『生前戒名』を差し上げております。

僧侶1名出座

100,000円以内
戒名料は無料です

中陰四十九日まで含んで

200,000円
遠隔地の方や、なかなか時間が取れない方など、ラインの無料通話でつながり、オンラインで七日七日のお参りをすることもお受けしています。
昨年は、広島のY家の中陰のお参りを、毎週、夕方の7時から行いました。
中陰は、愛する人を亡くした悲しみから、亡くなったことを受け入れる大切な時間です。遠慮なくお申し出下さい。

中陰逮夜に関して

人が亡くなると、通夜、葬儀、そして七日ごとの中陰逮夜があり、ご一緒にお経を読み、お説教を聞いて、故人との辛い別れを受け入れる時間があります。
それは、日本人の永い歴史の中で考えられた、死を受け入れる時間、受容の為の大変良く出来たシステム、グリーフケアなのです。

しかし最近は、葬儀に併せ初七日を営み、中陰逮夜は行わず、四十九日にお骨をお寺にお連れ下さいと言う都会のお寺様もあるようです。
佐世保でも、友人のお父さんのお通夜に出かけたら、喪主から、「うちのお寺さんは、通夜には来ないんだって。」と言われ、黙って時間を過ごし帰ってきたという話を聞きました。

葬儀の簡素化、葬儀業者主動といわれますが、本当に大事な部分がおろそかにされているように感じます。

実は、死んだ方にも大切ですが、残された方々にとっての方が大切であることを押さえておきましょう。

年回忌・法事に関して

私たちは、子供が生まれると、お七夜、お食い初めに始まって、誕生日などの様々なイベントを行います。
それは、亡くなった方にとっては、命日忌、お盆、お彼岸などに当たるでしょう。

懐かしい人たちが集まって、供養し、食卓を囲む、その姿を見ることは、きっと嬉しいに違いありません。
親しい人たちが集い、お寺様にお経をお願いする、それだけでもいいのです。

回向とは、読んで字の如く、「回って、向かってくる」すなわち今は無きご先祖様に供養したようでいて、その功徳は自分が戴けるものなのですから。

※霊園のお堂で法事をする方などに、近くの「ガラム」のレモンステーキを勧めています。その意は、儀式料理などを出されても、今の子供には美味しいとは思えないかも知れません。結果法事が嫌いになってしまったら・・・。子供を喜ばせることが大事だと思います。

令和6年度年忌表

一周忌令和5年(2023年)
三回忌令和4年(2022年)
七回忌平成30年(2018年)
十三回忌平成24年(2012年)
十七回忌平成20年(2008年)
二十三回忌平成14年(2002年)
二十七回忌平成10年(1998年)
三十三回忌平成4年(1992年)
三十七回忌昭和63年(1988年)
四十三回忌昭和57年(1982年)
四十七回忌昭和53年(1978年)
五十回忌昭和50年(1975年)

先祖供養の考え方

先祖供養と聞いて、妙にかまえる方もありますが、難しく考える必要はありません。

自分が、今ここにいるのは、一番近い先祖である親のお陰であり、連綿と繋がってきた全ての命に感謝の想いを持つことが先祖供養です。
決まり決まったやり方というものもありません


日蓮大聖人様は、『却(かえ)って我が身を供養したもう』とご教示下さいました。
先祖の為に祈ったつもりでも、自分の供養であり、自分の魂を讃えることにほかならないのです。
仏壇も、絶対に必要というものではありません。祀り方、飾り方という決まりもありません。先祖に対しての感謝の思いを持っていることが大切なポイントです。

水子供養に関して

流産、死産、中絶・・様々な理由によってこの世に出ることの出来なかった水子さんに、懺悔の心を発心されご供養をしてあげることは大切なことです。
この世に生まれくる縁薄く亡くなった水子の霊(たましい)は、お経を差し上げて供養をすることで、親の真心を受けとめられる様になります。
お母さん・お父さんが心の重荷として悩めば、水子の霊(魂・たましい)も悲しんでいるのですから、悩んでいないで一日でも早く供養をして上げて下ださい。。
子供さん(水子の霊)を喜ばせて上げられるのは、お母さん・お父さんが、子供の供養をしながら子供の分まで共に幸せに、また、感謝の日々を送る(過ごす)ことです。

塔婆供養の大切さ

お塔婆供養の功徳

法華経の如来神力品には、お釈迦様の滅後には『塔を建てて供養すべし』と説かれます。
塔の建つ所は何処でも道場であり、全ての仏陀がその場所で永遠に法を説くと、塔を建立する功徳が説かれているのです。

では何のために私たちは塔婆をあげるのでしょうか?それは、霊界と通信するための手紙やメールと考えれば分かりよいかも知れません。盆、彼岸や法事の時に出す挨拶状なのです。私達が元気でいることを伝え、仏事を営んだことを報告する通信手段です。

ですから、塔婆は、霊界に功徳を送る発信機であり、同時に私達が功徳を頂戴する受信機でもあるのです。

特にお題目を書き込んだ塔婆は有り難いとされます。なぜなら、法華経は生きとし生ける全ての生命の成仏が説かれた唯一の教えだからです。

法華経では、それまで成仏出来ないとされてきた、阿羅漢や悪人、女性、謗法者、そして山川草木という大自然、更には大宇宙までもが悉く皆成仏するのだと説かれています。

その、法華経の全ての功徳は、南無妙法蓮華経のお題目に備わっているのであり、誰にも平等な成仏の功徳が降り注ぐのです。

皆様それぞれに、縁のある方々に対し折に触れて真心のこもった塔婆を供え、ご挨拶を致しましょう。

六尺木塔婆(約180cm)

一体、2,000円

三尺木塔婆(約90cm)

一体、1,000円

月例施餓鬼法要用紙塔婆

一体、100円(毎月の供養を希望されれば、自動継続されます)

これからの仏壇・位牌の祀り方

2042年、今から19年後高齢者が4000万人になると予測されています。

約20年後、私が80代、息子たちは40代、50代です。さて、自分の年金では入院、まして介護にはおぼつきません。仕方なく息子たちが援助してくれると考えたときに、今の若者が20年後お寺に寄付を出来るとは思えません。
その時代、「葬儀のお布施が1万2万3万円の時代が来るよ、お布施の代わりにお米ということもあるかもしれないよ」と息子たちには話してきました。

急激に変わっているのは、お仏壇業界です。大型仏壇、金仏壇は全く売れず、どんどんと小型化しています。
もちろん、今の住宅事情、特にマンションには、大型の仏壇を設置する場所も、ましてや畳の部屋もありません。将来はお仏壇の無い家庭が増えるでしょう。

そこで今、皆さんに子供世代にお位牌を送っておくといいですよとお伝えしています。
都会に住み、家やマンションを買ったなら、リビングでよいのでお位牌を祀らせましょう。

朝夕に手を合わせるだけでもいいのです。そこにお菓子を供え、子供がおやつを欲しがったら、「ご先祖様に手を合わせてから頂きなさい」で十分です。出来る範囲の、先祖供養をするように勧めておいて下さい。

いずれ自分たちも先祖になるのですから。

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お位牌・お仏壇のお問い合わせは⇩⇩

過去帳位牌の永代供養

お寺にお位牌を守ってもらう安心感

お寺の位牌所のお位牌を、過去帳型に変えてもらっています。

佐々に本堂を建てる際に、位牌堂は建てるつもりはありません。なぜなら、建物は将来的に修繕や建て替えの時がやってきます。前述のように将来の人がお寺に多額の寄付を行うことは難しいと思うからです。

本堂の中で個別にせず、同じお位牌を並べて永代にお祀りして差し上げたいと考えています。

過去帳永代供養位牌のお勧め

今、多くの方が、先祖供養、自分たちの供養がどうなっていくのか不安に思っていらっしゃる方が増えています。その理由は

※子供世代が、遠くに暮らしていて、信仰の相続が出来ていない。

※家じまいをして、子供世代が先祖を祀るようになっても、果たしてちゃんと祀ってくれるかわからない。

更には、お寺の存続という問題もあります。2050年日本のお寺は半分になると言われています。一軒のお寺だけに永代供養を頼んでいても、将来そのお寺が存続しているか分かりません。複数の手立てを考えておく必要もあります。


お檀家に限らず、ご信者様でも「大光寺に祀ってもらいたい」と希望される方はお申し出下さい。
当山は、ともかくお経のあがるお寺ですからきっと満足されると思います。

お施餓鬼法要のお勧め

施餓鬼法要の勧め

祈りにも、先祖供養やご祈祷など、さまざまのやりかたがありますが、体験上やはり、お施餓鬼が一番効果的ですし、結果が早いです。
長くお参りされている方達は、病気でも、進学でもなんでもお施餓鬼を頼まれます。

ただ、しばらくお施餓鬼を勧めてきませんでした。準備に手間がかかること、お経が二時間近くかかることも原因なのかもしれませんが、お施餓鬼はともかく疲れます。ずっとお施餓鬼をしている家はそうでもありませんが、初めての場合や、強い霊障のある方など、ぐったりと疲れてしまいます。

それでも、やはりお施餓鬼ではないとならない方も多いので、今は、多くのお施餓鬼法要を承っております。
詳細は、クリックして、ご覧下さい。

月例施餓鬼供養塔婆のお申込みについて

月例施餓鬼法要の紙塔婆

月例のお施餓鬼供養の、紙塔婆は、一体100円です。
それは、100円なら若い方々の負担にならないだろうと考えてのことです。
毎月26日の(変更がある時は、ご案内を差し上げます)月例施餓鬼法要にて、皆様ご一緒に、先祖供養・水子供養・塔婆供養を行っております。
お斎も出ますので、どうぞお参り下さい。

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