暦からみた令和6年はどんな年❔

令和6年度は十干が「甲きのえ」、十二支は「辰たつ」、「甲辰きのえたつ」年です。九星は発展と成長を司る、三碧木星(さんぺきもくせい)が中宮となります。

「甲」は、十干の始まりの文字で、物事の始まりを意味し、万物が殻を破って出てこようとする姿を表わし、硬い種を突き破ろうとする、春の季節の到来です

「辰」は成長し、動きが盛んになる様子を象徴します。

今年は、「前進し、前向きに動く」意識が開運の鍵といえますが、但し、納音五行では、十二支の辰巳は、陽気(プラスの気)は盛んなのですが、甲乙の弱弱しい、微弱な気では、四方八方を照らす光明になるとまでは言えません。

現状を維持すべきか挑戦すべきか、判断に迷う局面では、多少のリスクがあっても、夢や理想に近づくほうを選ぶと吉なのですが、昨年は、株価が上がった、企業の業績も最高益、インバウンドも戻ってきたと、景気の言い話も聞こえてきますが、なかなか給料は上がりませんでした。

その傾向は今年も続き、多少給料が上がっても、物価上昇に追いつかない現状はなかなか改善が出来ないでしょう。
ですから新たな挑戦にも、慎重さをもって挑むことが大事となります。

更に注意しなければいけないのが、今年は東に暗剣殺 西に五黄殺 北西に歳破がかかりますから、東、西、北西の方位が使えない、厄介な年です。

春になると、転勤や進学などで引っ越さざる得ない人もおられると思いますが、方除けをするなどの対策をお勧めします。

当山は、若い人たちのお参りの多いお寺、元旦からの祈祷会でも、子供たち、10代、20代、30代の方々の姿が目立ちました。

若者も、信仰体験によって、よくお経、お題目を信じお唱えし、神秘世界からの守りを実感されているからこそ、お参りしてくれているのです。

いつも申しますが、人知を超えた事柄には神仏に対して、また先祖に対して祈ること、祈りによって守ってもらうことしかありません。

神秘世界からの、ご守護を頂きながら、今年をいい一年にしてください。