今から2500年くらい前のお話です。ヒマラヤ山脈の麓に、釈迦国という小さな国がありました。ある夜、お妃のマヤさまは、6本の牙を持った白い象がお腹の中に入ってくる夢をご覧になり、身籠られました。
いよいよお生まれになる日が近づいてきましたので、マヤさまは故郷に帰ることとなりました。
その旅路の途中、美しい花の咲き乱れるルンビニーの花園で一休みしようとされていた時に、可愛い男の子がお生まれになりました。あたりには美しい音楽が響き渡り、天の龍神は喜んで、甘い雨、【甘露の法雨】を降らせ産湯とされました。
すると、王子は生まれたばかりというのに、2本の足で7歩歩まれ、右手は天を指し、左手は地を指さして、「天上天下唯我独尊」と仰ったと伝えられます。4月8日のことでした。
花祭り法要では、龍神が天から甘い雨(甘露の法雨)を降らせたと伝えられるところから、甘茶をおかけしてお祝いします。
やがて王子様は、出家されて悟りを開かれ、世の人を救うお釈迦様となられました。
花まつり法要は、お釈迦様のお誕生をお祝いする日でもありますが、私たち一人一人のかけがえのない命を讃え、幸せを願う日でもあるのです。
尚、恒例ですがお昼のおときは「お釈迦様はインドの方だから」という単純な理由からカレーライスを用意してお待ちしております。
※供物のお菓子も用意しております。お子さん、お孫さん連れでご参詣下さい。
※甘茶を持ち帰りられる方はペットボトルや空き瓶などをお待ち下さい。
令和2年から、4月8日ではなく、月初めの日曜日に法要をすることとしました。それは前年が平日で、子供さんたちのお参りが無くて寂しい気がしたからです。
そこで、令和2年から日曜日に変更をしましたが、3月の彼岸法要の前に住職が熱を出し、緊急事態宣言も出る頃でしたので、皆様に電話をして26日は一人で営む旨をお伝えしたところ、「4月5日はやりますか?孫たちが太鼓を叩けるのを楽しみにしているのですが・・」と、おっしゃる方があり、霊断もとって、悩みに悩みましたが行うこととしました。
毎年、「お菓子のいくた」のシュークリームとエクレアをお供物に差し上げておりますが、社長さんが配達に来てくれましたが、お店に帰って「大光寺に行ったら白蛇を見た。」と興奮しておられたと聞き、これもご利益だなぁと感じました。太鼓を叩いてくれた、保育園から中学校の子供たちのお陰ですね。