お施餓鬼の不思議

『寶塔山』令和7年お盆号から

間もなくお盆です。全国のお寺で、「盆施餓鬼」が行われますが、お施餓鬼は何も、お盆にかぎった供養ではありません。

当山は、月例のお施餓鬼を行っていますし、個人的なお施餓鬼も、多くの方がされています。

当山の月施餓鬼の紙塔婆は一体百円ですが、それは、若い人にとって千円だと、一体しか出来なくても、百円なら十体出来るでしょ、という理由で百円なのですが、百円に惹かれてかインターネットを通しての申し込みもやってきます。

4月に、お問い合わせからメールが届き、14体の申し込みをされた方がいらっしゃいました。

数日してお電話があり、メールでのお名前が、お坊さんのような名前だったので、「なにか信仰をされておられるのですか」と尋ねたところ、「真言宗で得度をしている」「もともとはネパール仏教をやっていた」と話されました。

なんと、お坊様であられました。さらに、大学院では、方便品の「無一不成仏(むいちふじょぶつ)が研究テーマでした」と。私よりも学歴が上でした(笑)

そして電話口でおっしゃるのは、キリスト教も勉強したけれど、供養すらしてはいけない人がいるのは可哀そうだからお塔婆をあげて良いでしょうかと尋ねられました。
「それはご自由ですよ」とお答えしましたら、メールが届き、カタカナのお名前があったので調べると、ユダとイエス、フランシスコ法王も加わり、5月から34体に増えました。

数日後に再び電話があり、「50万円、臨時収入があったので個人施餓鬼をしてもらいたい」とのことで、5月15日に執り行うことにしました。

お施餓鬼の二日前にはラインで「特に足がだるくて大変です。お施餓鬼は疲れるというのは本当ですね」とラインが届き、お施餓鬼が終わると、「気分が良くなってとても良いです。お題目も朝と晩1000回お唱えしています」
「お施餓鬼の日から左手親指に出来ていた腫物がどんどん消えます。不思議ですね」「自行として、密
教式のお施餓鬼は毎日していますがこんなことは初めてで驚いています」とラインが来ました。

そして、もう一座お願いしたいとおっしゃり、30日に行いました。

ラインの無料通話でご一緒にお参りをして、終わってから「指はいかがですか?」と尋ねますと、「足にも、虫刺されからケロイド状に化膿していたのですが、それも良くなっています」と話されました。

お施餓鬼が、供養の最強説は間違いないようです。