『寶塔山』平成27年お盆号から

前号に「永代供養墓」について書いたところ、何軒かの質問を頂きました。
一番多かったのは、お墓がよいのか、それとも納骨位牌堂がよいのでしょうか、という質問です。

九州から関西にかけては、納骨位牌堂を持っているお寺が多かったのですが、近年東北、北海道にも増えてきたそうです。それは、雪が降るとお墓参りが出来ないという地理的なものが関係しているようです。
確かに、天気や気温に関係なくお参り出来るのは位牌堂の利点です。そのようなニーズも増えているために、現在位牌堂を新築さているお寺様も多いようです。

公共の霊園は、管理費の未納が重なると撤去されますが、都会のお寺は別としても、田舎のお寺で撤去するという話はあまり聞きません。何故なら、撤去するのも大変だからです。ですから、そのままでも永代にお墓は無くならないでしょうが、ちゃんと供養してもらえるようにと、そのような方法をお勧めしたのです。

後から見えた方は、霊園に墓地を移したいということでしたので止めた方がよいとお話ししたのですが、霊園に移されました。全く思想信条の違うエホバの信者が、お墓をお参りしてくれることは無いのですが・・。

墓地はお寺の敷地内といっても公共の土地という性格のものです。現在、墓地の経営が許されるのは、自治体と宗教法人です。営利目的で霊園を造り、ヤーメタといわれては困るからです。

ですから地目自体が墓地となり、基本永遠に地目を変えることは出来ません。

お寺の墓地に建碑し、永代供養をするということは、お寺が続く限り供養してもらえるということです。これ以上の安心はないのではないでしょうか。日本人は、お墓参りに強い想いがあることは間違いありません。

また、お寺にお墓があれはお参りしたおりなどに、悩み事を相談したりできるかも知れません。

バラのステンドグラスのお墓